2013年10月31日木曜日

風倒木

先日、父方親類から電話がきました。

父の実家の樹齢70年の落葉(カラマツ)が台風による強風で

お隣の御屋敷の建物屋根に倒れ架かってしまったので......


...ので...

気合いだけではどうもこうもならないような恐ろしい状況でございました。


なぜか 根本は空洞でした。

私の祖父が昔植えたのだそうです。



安衛則 大径木の伐木等......専門講習修了

そんなの何にも効力なんてありません。(笑) むしろプレッシャー

いやいや 基本こそありがたい財産になりました。

ありがとうございます。


さあ どうします。  建物の屋根や垣根を破損させずに.....

塩とお神酒でお浄めをしましてから...


大工棟梁の親戚たちと朝8時前から仕掛けをして....


なんとか無事下ろし終えたのは日没近い4時半すぎでございました。

根本に鎖やロープをかけて重機で引くことはできません。建物と脇の垣根を破損します。

クレーン車系統も入れない環境です。




やぐらをがっちり固定して、枝を全部払ってから


屋根上の部分をすこしづつ伐り、そうしてから、軒先近くにやぐらを架けて

滑車・チエ―ンで極めて静かに 下ろす作業となりました。

建物はお隣様が倉庫兼、馬を飼っていましたから 本当にヤバいと思いました。

後片付けは近日 あらためてということで.....

超怖かったですよ。



岩手県は 散居という 田んぼの中に家が点在するような風景がありますが

風除けの木々が大きく育ち 根腐れなども起こす時期になったことや

台風も大型化してきて こういうことがあちこち起きてるようです。


今回の番外編

この大仕事の20m隣にもお隣様の倉庫がありまして

これまた当方の桐の木が 台風で バキっ!と 折れてか

屋根の上に残骸が残っていました。

屋根上の樵(?) を やってまいりました。



女の子が生まれると庭に桐を植えて 嫁に行くときには

箪笥をこしらえて持たせてやったという風習があったそうです。

この桐、樹齢やいかに?(笑)




 

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