これは実際のお話しからです.....
中欧はオーストリアにある、小さな村。
人口が千人にも満たないその村は、森に囲まれた自然豊かな
美しい環境の村です。しかし働く場所は殆どなく、若者は後ろ髪を
ひかれる思いで職を求めて都会に旅たちます。
ヨーロッパのどこの過疎地域にもみられる現象です。
20年ほど前、そこにオーストリア有数のバイオマスボイラーの会社
が拠点を構え、工場を建て、村の若者が地元で就職できるように
なりました。そのボイラー会社は、ボイラーを活用することでの
地方活性化を目指すことを村に打診します。
村は、ボイラー会社の助言を得ながら地域の重機会社と協力して
林道を整え、豊富にある木々を計画的に伐採・育成し、燃料としての薪や
チップ、製材所からのペレット生産に携わります。
燃料の生産にはたくさんの人手が必要で、それに伴い様々な職種が
連携し、ネットワークが構築され、地域の雇用を新しく生みました。
燃料の生産管理、伐採や植樹を行う森林の維持管理、重機会社との
やりとり、燃料の品質管理など、林業に関わる様々な職種が地元の
若者の間で「クール(かっこいい)」と呼ばれる仕事として認知されます。
そして、ボイラー会社は、村の家々に小型の薪ボイラーを、教会や
幼稚園や学校・集会所などには中型のチップボイラーを、地の利を
活かして(地元ゆえ移送コストが安く済む)安価に設置していきました。
やがて村は、石油やガスは次代につなぐ大切な利用資源としながら
地元に循環型資源としてある森林由来のバイオマス燃料の供給
ネットワークを整備すると、各家庭の燃料費は半分以下になり、
更に雇用が増え、村を出ていた若者が戻りました。
どこにでもある閑散とした小さな村は活気あふれる希望の街に
変わったのでした。
木質バイオマスボイラー活用から地方の活性化に成功したこの村
では、現在、他の過疎に悩む村や自治体の環境課等の担当者が
ひっきりなしに視察に訪れています。
(フローリン日本正規輸入元:グリーンフッド公式ガイドより)
木質バイオマスボイラーのパイオニア
フローリン
日本初登場。
日本の森を活かす!
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