2016年12月21日水曜日

再掲載:薪ストーブの連続焚きのコツ

2年前の12月の話題です。再放送!

(一夜焚き:連続燃焼をうまくやりたいという問い合わせ多いです)


おはようございます。

冬は朝起きるときにお部屋が暖かいと嬉しいですね。


私は、究極の優れものはソープストーンの蓄熱暖炉(メイスンリヒーター系)

だと思います。 






















ずっと冬の間, 少ない薪で暖かな放熱継続が可能です。

薪の消費量が少なくて済むというのはいいと思います。(給薪1日2回でもOK)

この蓄熱暖炉は高温にはならない暖房ですので、ポイントは家の断熱性を高めることが

重要だと思います。






重量は3トン~4トンあるのが最も威力があると思います。

一般的には後付け施工は難しいです。




さて、

フリースタンディングの小型薪ストーブ(100㎏~300㎏)で

24時間x30日x6か月の連続燃焼をしたい!

という寒冷地のユーザー様!

それなりに薪の量はご用意を!!(笑)

焚き続けなければなりません。

一番のコツは..灰を床にして、熾火をたくさん作る ことでしょう。
(囲炉裏や火鉢と同じです)


↓昨晩10時半頃に寝る前最後の給薪をして一夜焚きをしました。

今朝は5時半に起きたときの火室内状況です。

灰のように見えますが、ほとんどが熾き火(生きている炭)です。

うっすら積もる灰の下には熱い溶岩のように熾火が眠っていました。

この状態が大事だと経験で知りましたのは10年以上前であります。



熾火床にスコップをかぶせて温度計を着けて測りましたら

みるみるうちに230℃以上になりました。

火室内に手を入れると熱いです。




薪は太めのナラ薪をいきなりくべてOKです。

なんと2分しないうちに IGNITE(イグニット=発火・点火)!!  ポッ!!





あとは、どんどん燃えて炭化が進んで温度も上がっていきます。

10分~15分程度です。





ガラスは曇りません。 薪の乾燥度合が重要でございます。



当地や寒冷な地域では、外で自然乾燥させた薪は薪そのものが乾いていても

表面が少し湿気って(氷結等)いたりしますから、数日前~

前日までにお部屋に運んでストーブサイトで予備乾燥をするといいですね。


焚くと薪が速やかに炭化して、温度が高くなりガス化して

そのガスが燃えることで熱として窯を温めます。

白い衣を着るように薪は熱く炭化が進んでいきます。




こういう焚き方をしますと、クリーンバーンも触媒も関係ないと師匠から

教わりました。

そんなのに頼らなくても、煙は出ない極めて完全燃焼に近い焚き方だよ。と。

ということでして。。

灰はある程度残す・熾火をたくさん作る・乾いた薪(含水率15%前後目標、20%未満)、

予備乾燥させる。

薪はたっぷりと入れる。 頻繁にドアは開けない(窯内を冷やしてしまうから)。

というところがポイントでしたね!


今朝はお腹が減ったので、パンケーキを焼きました。 

「うんめがらねィ!!」=美味しいですよ!!










注:
連続燃焼は諸条件によって
毎日状況が違います。





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